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カップ焼きそばの悲劇

やるか、やるかと思っていたら遂にやった。



カップ焼きそばにお湯を注ぐ前に粉末スープをばら撒いたのである。



お湯を並々とそそぎ、3分間待ち、さぁお湯を棄てるかというところでようやく気付くものの、時既に遅しである。


蓋を開けるなりノーウェイトで粉末スープを麺の上に開けてしまうという、カップラーメン慣れした両手の習慣がおそろしい。

かくなる上は、ソース味のカップラーメンだと思い込み、お湯を棄てずにそのまま啜るというのも一つの手だったと思ったが、なんだか超えてはいけない一線のような気がしたのでやめておいた。



それにしても、こげ茶色のスープを湯きり口から排水溝に流す時の気分の虚しいこと。
それでも全てを流し終えたところで、さぁどうしようと思った。

夕飯が味無し焼きそばではいくらなんでもわびしすぎる。


その時ふと、戸棚に「ブルドック中濃ソース」が入っていたことを思い出す。


戸棚を開ける、中を覗き込む、
かくして例の間抜け面犬っころと目が合った。

その表情を見ているうちに、何だか旧友と久しぶりに再会したような得も言われぬ感覚が胸の内に拡がっていく。


というのが詭弁でも何でもなく、実際に以前この顔を見てからゆうに半年は時が経っていることに気付く。

開栓したのなんて、それこそ冗談抜きで一年近く昔である。

いくらこの手のソースが日持ちするとは云え、開栓後一年は危険過ぎる。

しかも、戸棚に居たということは、「開栓後要冷蔵」の注意書きはしこたま無視である。





ブルドックの瞳をじっと覗き込んだ。



手元の味無し焼きそばに視線を落とした。



逡巡。



逡巡。



逡巡。








かけた。






普段の焼きそばより麺の滑りがよく、甘みが強い。
何処か高級感すら漂う。

一風変わった風味の焼きそばに満足感を覚えた。

心なしか、酸味も強かった。




















そして、添付の「旨だしふりかけ」をかけ忘れていたことに気付いたのは、麺の9割が食されたころであった。
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